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職場で無視される|辞めたいと感じたときの対処法と注意点まとめ

無視は職場いじめの定番です。

「今どき職場いじめなんてある?」
「あったとしても自分はターゲットにはならない」

そんな風に思っていると、職場での無視が突然始まったりします。

無視されるくらい大したことないと思う人もいるでしょう。しかし、実際に無視を経験すると、仕事を辞めたくなるほど辛いものです。

では、もし職場で無視をされたときにはどのような行動を取るべきなのでしょうか?

目次

職場で無視される!辞めたいときの対処法

職場で無視される!辞めたいときの対処法

職場での無視は退職を検討しなければいけないほど辛いことです。しかし、仕事を辞めたくないと思う人もいるでしょう。

では、仕事を続けるためには、無視に対してどのような対処をすれば良いのでしょうか?

同じ土俵にたたず気にしない

職場で無視をされて嫌な思いをさせられると、自分も相手に嫌な思いをさせたいと思ってしまいます。

しかし、職場での無視はグループで行われることが多く、自分1人で対抗しようとしても数の暴力で押さえつけられ、何もできないことが多いです。

返り討ちにされると、自分の悔しそうな反応を加害者に見せて喜ばせてしまうことになるでしょう。

また、そのグループは上司やお局様などの職場で力を持っている人がリーダーをしていることがあり、無視に反抗すると反撃されたり、職場いじめがエスカレートする危険性があります。そのため同じ土俵に立ち、真正面から戦ってはいけません。

まずは、無視は幼稚なことと割り切って、気にしないようにしながら、問題の解決方法を探しましょう。

自分以外の対応を観察する

職場いじめの対象は定期的に変わったり、同時に複数人が被害に遭う場合があります。そのため、自分以外に被害に遭っている人はどのような対応をしているのか観察してみましょう。

中には職場いじめに屈しない強者もいます。そのような人が近くにいる場合は、よく観察して対応方法の参考にしましょう。

また、状況によっては相談して対応方法を伝授してもらっても良いでしょう。

必要なコミュニケーションはとる

職場で無視されると、仕事でのコミュニケーションを取りたくなくなってしまいます。

しかし、話しかけたくないから話しかけないというのは、加害者たちの思うツボです。

無視という原因があっても、仕事効率を落とせば、それは自分自身の責任となり、社内の評価を落とされることになるでしょう。

そのため、加害者たちの思惑に乗らないように、業務に必要な最低限のコミュニケーションは取るようにしましょう。

無視して業務に支障が出れば、それは加害者の責任になります。そのため、業務に関する会話であれば、相手も無視することはできないでしょう。

信頼できる人に状況を理解してもらう

職場で無視されると強いストレスを受けます。また職場という環境で行なわれているため、加害者から距離を取って、無視から逃げることもできません。

そのため、少しでもストレスを緩和したり、無視を解決するために味方を作ることが非常に重要です。

上司のような職場に影響力があり、無視をやめさせられる人を味方につけることが理想です。

職場で味方になってくれる人がいなさそうな場合は、家族や友人などの信頼できる人に味方となってもらいましょう。

職場での悩みや愚痴を聞いてもらって、自分の状況を理解してもらうだけでもストレスは少し軽減できます。

上司や人事部門に相談する

職場での無視はパワハラの1種です。パワハラの防止対策は義務化されているので、多くの企業でハラスメント教育が実施されていたり、人事部門などに相談窓口が設置されていたりします。

無視に対する直接的な解決を求めるのであれば、上司や社内の相談窓口などに相談することが望ましいでしょう。

もし、無視のことを相談したのに対応や改善をしてもらえなければ、それは会社の責任となります。

自分を責めない

上司や社内の相談窓口などに相談することが望ましいと理解していても、それができない人もいます。

この手のタイプの人は、無視される原因が自分自身にもあると思って、自分を責めている場合があります。

しかし、そのような理由があっても、無視は許されるものではありません。そのため、自分で自分を責めて、我慢することは無視に対してやってはいけないことの1つです。

転職も一つの手段

職場での無視は逃げ場がありませんが、転職をして職場から離れれば逃げられます。無視を転職の理由にはできないと思う人もいるでしょう。

しかし、職場での無視のように、人間関係のトラブルやパワハラで転職を決断する人は多くいます。そのため、無視で転職することを恥じる必要はないでしょう。

むしろ、辛い思いをしながら無理をして仕事を続けるよりも良い選択肢の1つとなるはずです。

どうしても転職は決断できないという人は部署異動させてもらい、職場環境や人間関係を社内リセットできないか会社に相談したり、検討してみるのも良いでしょう。

職場で無視される原因は?

職場で無視される原因は?

​​自分自身に無視される原因があると思い込み、1人で悩む人もいます。本来はどのような理由があっても職場での無視は許されるものではありません。

しかし、その原因を把握することで、問題解決を早めたり、今後の無視対策に繋がる可能性もあります。

そのため、職場で無視される原因にはどのようなものがあるのか知っておいても良いでしょう。

相性が悪い

集団に属すれば性格が合わない、態度が気に入らないなどの相性が悪い人も出てきます。

また、組織内では高い能力や評価を嫉妬されたり、仕事の意見が合わずに衝突したりなどして、他の社員と摩擦を生むこともあるでしょう。

もし、その相性の悪い相手が上司や先輩社員などで、あまり良い性格をしていなければ、部下や同僚などを囲われて無視が始まる危険性があります。

つまり、無視は気に食わないという単純かつ理不尽な理由で、誰にでも起こり得ることなのです。

嫉妬している

高い能力や評価を持っていると周囲からの嫉妬を生み、無視の原因となる場合があります。

無視によって嫌な思いをさせ、パフォーマンスを落とすことが無視の目的です。出る杭は打たれるというパターンとなります。

能力や評価が原因とわかったとしても、わざと仕事の手を抜くことはできないので、嫉妬が原因の場合は対処や解決が難しいです。

ただ、仕事では敵わないと理解し、取れる手段が無視しかないということで、加害者は白旗を挙げている状態とも言えます。

そのため、気にせずどんどん仕事をすることが効果的な対策法となるでしょう。

相手を不快にさせてしまった

高い能力や評価を持っている場合とは逆に、仕事があまりできない場合も無視の原因となることがあります。

仕事で頻繁にミスをしたり、大きなミスをしたりなどして周囲に迷惑をかけていると、印象が悪くなり、無視が始まります。

また、仕事以外でも、相手が気にしていることを言ったりして、不快な思いをさせることで印象が悪くなって無視が始まる場合もあるでしょう。

このケースで怖いのは、自分では相手を不快な思いをさせたことに気がつかない場合があることです。そのため、自分は何もしていないのに、急に無視が始まったと感じてしまいます。

嫌っていることを態度で伝えたい

社会では本音で話さない場面はよくあります。職場で「あなたの雰囲気が気に食わない」「あなたとは考え方が合わないから一緒に仕事をしたくない」など、相性の悪い相手に本音を正面からぶつければ大変なことになるでしょう。

そのため、嫌っている相手に対して、言葉ではなく態度で伝えようとする人もいます。その態度の1つに無視があります。

周りの情報に流されている

職場での無視はグループで行われることが多いです。この加害者ら全員が嫉妬をしたり、不快な思いをしたというわけではありません。

人づてに無視が始まった理由を聞き、その情報と職場に流れる空気に合わせて無視に加わる人もいます。

加害者が増えてくると集団心理が働き、さらに無関係な人が加わってくるでしょう。そのため、特に理由なく無視してくる人は以外と多いです。

また、自分が次の無視の対象とならないように罪悪感を持ちながら無視に参加している人もいれば、人づてに聞いた情報に流されて本気で嫌がらせに加わってくる人など、タイプはいろいろです。

余裕がない

能力や評価に対する嫉妬が無視の原因となる場合があります。これらが無視の原因となるのは、社内では社員たちによる競争が起こっているためです。

社内といえど、仕事で結果を出して会社から評価を得て、責任ある仕事やポジションを任せてもらうという競争はあります。

その競争に必死になり、余裕がなくなった人の中には、能力や評価の高い人を引きずり下ろすという手段に出る人もいるでしょう。

無視をされた人はストレスを受け、思考はネガティブになり、仕事のパフォーマンスが落ちます。そのため、無視によって優秀な人材の競争からの離脱を狙うのです。

職場で無視されるのはハラスメントに当たる?

職場で無視されるのはハラスメントに当たる?

職場での無視はパワハラの1種です。無視くらいで大袈裟だと思う人もいるでしょう。

しかし、無視は非常に悪質な行為であり、許されるものではありません。そのため、無視とは具体的にどのようなものであるのか確認し、その悪質性を把握しておきましょう。

幼稚で悪質な行為

職場での無視は重大なトラブルではないと軽視する人もいます。そのように思われてしまうのは、無視は子どもが嫌がらせで行なうもののイメージがあり、ハラスメントであることを認識していないためです。

実際に、無視とは幼稚的な行為です。しかし、その効果は大きく、メンタルヘルスを大きく崩し、転職を検討したり仕事自体ができなくなったりなどする人もいます。

また、職場での無視がパワハラと認定された事例もあり、注意が必要な行為です。

パワハラの6類型とは

厚生労働省ではパワハラの種類を以下の6つに分けています。

  • 精神的な攻撃
  • 身体的な攻撃
  • 過大な要求
  • 過小な要求
  • 人間関係からの切り離し
  • 個の侵害

引用:パワハラ 6類型|厚生労働省

これら6種の中で、無視は人間関係からの切り離しに該当します。そのため、無視は立派なパワハラです。

ただし、被害者と加害者の職場での立場や関係性、無視の程度や実際に行われた行為など、いろいろな条件があります。

これらを正しく判断するためにも、社内の相談窓口などの利用が必要です。

職場で無視されるのを理由に辞める際の注意点

職場で無視されるのを理由に辞める際の注意点

無視を理由に会社を退職し、転職を決断する人はいます。

しかし、転職するのであれば事前にいくつか注意しなければいけないポイントがあります。

良い状態でリスタートするためにも、その注意点は把握しておきましょう。

勢いで辞めるのはNG

無視をされれば嫌な思いをします。そのため、怒りの感情そのままに、すぐに会社を辞めてやりたいと思う人もいるでしょう。

しかし、会社を辞めるのであれば就業規則や法律に従って、退職日の1カ月前や2週間前などに退職の意思を示しておく必要があります。

他にも、転職活動をしておいたり、有給休暇の取得や健康保険の継続の判断など、退職するにあたって準備や考えておくことがたくさんあります。

勢いに任せて会社を辞めてしまうと、準備不足で大変な思いをするのは自分です。無視が原因で退職するのに、手間と時間をかけて準備するのは納得できないでしょう。

しかし、まずは冷静になり、気持ちを落ち着け、転職してスムーズなリスタートを切れるように退職の準備を整えていきましょう。

退職ですべてが解決するわけではない

会社を退職し、転職して職場環境を変えれば、無視から逃げることができます。しかし、必ず新しい職場では無視が起こらないとは言い切れません。

また、無視以外のトラブルに遭う可能性もあるでしょう。そのため、退職は現状の無視から逃げる手段としては有効ですが、今後の自分の身を守るための手段にはならないことを理解しておいてください。

職場での無視に関するよくある質問

職場での無視に関するよくある質問

無視が原因で退職をする場合、キャリアアップや新しい分野への挑戦など、通常の退職や転職とは状況が異なります。

そのため、退職時にいくつかの疑問が生まれることもあるでしょう。その中には、定番となる疑問もあるので、解消できるものは事前に解消しておきましょう。

職場での無視はハラスメントで訴えるのはあり?

無視はパワハラなので慰謝料の請求をすることは可能ではあります。

ただし、実際に訴えるかどうかは、法律の素人視点では判断することが難しいです。そのため、弁護士に相談して訴えることができるか判断してもらうと良いでしょう。

また、訴えるにしても無視された事実を証明する映像や録画、返信されなかった仕事のメール、会社の担当者に無視を相談した記録などの証拠が必要です。会社を離れる前に証拠集めはしておきましょう。

無視されても平気な人っているの?

性格は人それぞれであり、男性と女性の性別も関係なく、無視をされても何にも気にしない人もいるでしょう。

しかし、無視されても平気な人がいるからといって、自分も無理して気にしないようにする必要はありません。必要に応じて、相談や退職などの適切な選択をしましょう。

職場で無視される人の特徴ってある?

能力が高い、仕事ができない、空気が読めないなど、職場で無視されやすくなる要素はあります。しかし、これらの要素を持っているからといって、必ず無視されるというわけではありません。

また、これらの要素を全く持っていなくても、相性が悪いという理不尽な理由で無視が始まることもあります。

そのため、もし職場で無視される人の特徴が当てはまっていたとしても、無理に性格を直そうと考える必要はありません。

自分にとって最良の選択を考えよう

自分にとって最良の選択を考えよう

職場での無視は精神へのダメージが大きいです。もし無理に我慢してしまうと、仕事自体できなくなってしまう危険性もあります。

そのため、どうしても辛いと感じた場合は、転職して今の職場から逃げてしまうのも1つの手です。

これからも仕事を続けていくためにも、自分にとって何が最良の選択であるか考えてみましょう。

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